ようやく足を運んだ刑務所跡。
暗く重たい歴史で、
一人で行くには少々気合が必要で、
ずっと宿題だった場所。
驚いたのは、
予想に反して大勢の見学者が
まるで近所の公園のように訪れていること。
この日は祝日だったため、
親子連れや中高生がとても多く、
これだけ皆の日常に近いということが、
違った意味での重たさになりました。
重厚な赤煉瓦の建物と芝生の緑は
写真映えしそうな美しい眺めで、
なおさらここでの歴史が心に迫ります。
何十棟もの建物の中には
当時の歴史がしっかりと保存されています。
最奥にある死刑場と
ご遺体搬出用の小門まで公開されています。
1908年、
大日本帝国によって「独立門」の近くに作られた、
街道を行く人を威圧するような巨大な監獄は、
開所当時は 1,600㎡
1930年代には 51,200㎡に。
30倍以上に激増した、その意味。
20世紀後半には、
日帝から主人が入れ変わり、
韓国の独裁政権下で
思想犯収監に使われ続けました。
「独立門」から「西大門刑務所歴史館」の一帯は
緑あふれる史跡公園として整備され、
100年を超える
民主化への長い道のりを残す場となっています。
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2019
韓国、ソウル Seoul
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