辻を歩くと、
古びた石の塊を、
何やら大切そうに祀ってあります。
榊や水もお供えなさって、
きれいに大事にされています。
石敢當(せっかんとう)。
邪悪なものが家に入ってこないようにという魔除けです。
邪悪なものが
真っ直ぐにしか進めないらしく、
T字路の突き当たりや、
三叉路や四つ角に、
石敢當はあります。
中国の福建省あたりから入ってきた風習で、
沖縄と鹿児島に集中しているとか。
「石敢當」と文字が掘られたものも。
中国にも残っているようです。
南からの海流が流れ着く沿岸。
端っこというのは、
東京から見た言葉であって、
「端っこ」「辺境」とは
両方の文化の真ん中ですから。
鹿児島には、
この石敢當のほかに、
「薩摩塔」という寧波あたりの
信仰にまつわる石塔も見つかりましたし、
「磨崖梵字」も多いようです。
まだまだもっと、
鹿児島には面白い文化が埋れていそうです。
そしてそれは、海の匂いがする。
・
・
・
#石敢當
#せっかんとう
#魔除け
#鹿児島の文化財
#鹿児島の歴史
#文化遺産 #考古学 #遺跡 #古墳
#民俗学
#日本の遺跡
#culturalheritage
#archeology #archeologie #historia #history #folklore
#remains #ancienttomb #moundtomb
#temple #buddha #buddhastatue
#stoneroom #stonework
#megalithic
#EastAsia