鬱蒼とした細い坂道に
赤い鳥居が続きます。

行き着いた先には
横穴式石室が口を開けています。

石室の奥に見えるのは
地域の方の信仰の対象。

稲荷が祀られています。

こうやって、
地域の人に守り守られて、
いつも綺麗に掃除やお供えが行き届き、
観音像や稲荷が祀られた石室によく出会います。

古代に弔いをした人たちが

絵を描いたり色を塗ったり。
歌ったり踊ったり、
怖れたり感謝したり涙したり。


次の世代も次の世代も

祈りを重ねたり
収穫の喜びを供えたり。

人が祈りたくなる所、
なんとなく立ち寄ってほっとできる所が、
こうして身近にあるのだと思います。

年月が重なるほど、
積み重なっていくのだなと、
小さな古墳の前で思ったことでした。

 

ここは山田古墳。
古墳時代後期(6世紀末)の
周溝・羨道のある円墳/横穴式石室墳。

石室内に線刻が刻まれた装飾古墳です。

近くには同じく線刻で有名な
穴ヶ葉山古墳があります。

 

歴史に学べるのは幸せ。

過去が今をつくり、
今は未来をつくっている。

一人一人の今日の選択も、
100年後には歴史になる。

 

 

 

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