新しい時代となりました。
私たちがいつも本で読み、
講座で学ぶことが、
目の前で繰り広げられています。
今もこの場所も私たちも、
1000年、2000年の後には、
同じように過去の歴史となっていきます。
いつも触れている歴史も、
単なる文字やモノでなく、
遠い過去の時間の中で生きた「人」だということ。
血が通い、
喜怒哀楽があり、
世の理不尽や無常、
そして希望の積み重ねであったということ。
当たり前のことに思いが至ります。
豆粒のようなこの毎日を、
せめて明るく一所懸命、
いい時代だったねと
バトンタッチできるように過ごしたい。
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「令和」で話題の大宰府政庁を空からどうぞ。
(写真は昨年)
古代山城の大野城の右の麓に「大宰府政庁」、
政庁左奥に隣接するのが”令和”で話題の「坂本八幡宮」、
右には「学校院跡」や天智天皇(中大兄皇子)が母の斉明天皇を弔うために建てた「観世音寺」、
少し離れた右奥の青い屋根が「九州国立博物館」、
その手前の森が菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」です。
白村江の敗戦後には、
この古代山城で、
遠く博多湾を見張り、
今日なのか明日なのかと
唐の大軍が攻めてくることにおびえ、
緊迫した長い長い時間を送った時もあったとは。
歴史に惹かれるのはそこに「人」があるから。
場所を越えて、今この時の横軸へ。
時間を越えて、今この場の縦軸へ。
縦横無尽にもっともっと「人」に会いに行く。
では良い一日、良い時代を!