旦過市場のこの姿がついに、なくなる。
北九州の台所。
日本で唯一となった水上マーケット。
長きにわたる建替え議論もいよいよここまで。
管理運営の優先交渉権者も決まり、
2020年度中には国の事業認可を得る予定。
大正時代、
川を行きかう船が荷を揚げ、
商売したのが始まりのここは、
100年のあいだ、
繁栄し、
戦時下には強制撤去をうけ、
戦後は闇市的な味さえまとって大いに賑わい、
小倉の庶民と生きてきた。
繁栄したころ、
川に支柱をたてて増築したのは、
今の法律に照らせば
建築面、防災面など、
問題はあるのはわかる。
そこをなんとか・・・、
という残念な気持ちは言うまいか。
当事者の方こそなのだから。
小倉で過ごした人ならば、
ひと目、お別れに行きたいはず。
目に焼き付けておきたいはず。
通学のバスの乗り継ぎで、
「旦過市場」停で降り、
早朝の市場を抜けていった自分なぞは本当に。
今年、見納めです。
Tanga Market, Kokura,Kitakyushu-City
The floathing market that continues over 100 years ago