台湾のとても気になる遺跡。
台湾の最北部、
河口に位置し外海に面するところに
十三行(シーサンハン)遺跡はあります。
鉄生産を行った事、
人骨が多数残っていた事、
土偶など豊かな精神性が見える事など、
見所はたくさんありますが、
「数百年にわたり、
ヒエラルキーができずフラットな社会」
というのが最も気になっています。
南太平洋から中国大陸まで、
広く交易したモノが残っているし、
鉄器を生産して経済力もあったはず。
でも副葬品が、
1つの墓に集中していないのです。
フラットな社会が長く続いた。
その仕組みがとても気になる遺跡です。
人骨からわかることが多そうですが、
その研究がこれから進むそう。
とても楽しみです。
この人面土器は代表的遺物の一つ。
熊本の免田式土器を思い出すような造形。
美しいです。
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2017 宮崎 西都原考古博物館にて
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