商売が寂しい「閑古鳥」ではなく、
善政と平和を表す「諫鼓鶏」。
同じ「かんこどり」でも
今欲しいのは「諫鼓鶏」。
中国の故事にある、
「民が君主に諫言しようとするときに鳴らす諫鼓をおいたが、鳴らす人もなく上に鶏が遊ぶさま」
「諫鼓苔むす」も同じく善政の象徴です。
対馬の宗家菩提寺「万松院」の境内に、
今も「諫鼓」が残っています。
「諫鼓」の前に立ったとき、
ふと思いました。
民への善政はもちろんでしょうが、
日朝の間を取り持ちながら、
板挟みになりながら、
したたかに生きていた、
したたかに生きざるを得なかった、
宗家と島の人々は、
生き抜くために手を取り合うことを必要としたのでは、と。
『宗家文書』は、国指定重要文化財。
「近世の日朝関係を理解する上での
第一級の資料」とあります(文化庁)
足掛け4世紀をどう生きたのか、
私たちにとって
とてつもない教訓が詰まっていることでしょう。
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